菊花賞 2015 データ|皐月賞馬もダービー馬もいない年の菊花賞

ドゥラメンテが戦線離脱で春の二冠、皐月賞馬もダービー馬も不在の菊花賞。今年は皐月2着馬とダービー2着馬、TR神戸新聞杯勝ち馬が人気となりそうですが過去このような年はどうだったのか?過去のデータを振り返ってみました。

 

皐月賞馬もダービー馬もいなかった菊花賞

グレード制導入後の菊花賞で、皐月賞馬もダービー馬いなかった菊花賞は

1990年メジロマックイーン

1991年レオダーバン

1997年マチカネフクキタル

2004年デルタブルース

2008年オウケンブルースリ

2010年ビッグウィーク

2013年エピファネイア

の7回です。

今回はこの7回から傾向を探ってみようと思います。

 

クラシック出走組同士では決まらない?

90年04人01着メジロマックイーン
91年08人03着フジヤマケンザン
97年07人02着ダイワオーシュウ
04年08人01着デルタブルース
04年06人03着オペラシチー
08年01人01着オウケンブルースリ
08年09人03着ナムラクレセント
10年07人01着ビッグウィーク
10年13人03着ビートブラック
13年05人02着サトノノブレス
13年03人03着バンデ

皐月賞馬もダービー馬もいない年の菊花賞では、好走馬21頭中11頭がクラシック未出走馬でした。

クラシック出走馬同士で3着まで独占した事は1度もなく、最低1頭はクラシック未出走馬が好走、91年以外は必ず1頭は連対しています。

 

この11頭の共通項を探ると・・・

A芝2000m以上の古馬1000万以上で連対経験あり 11頭が該当
(内10頭は1.2番人気でのもの、残る1頭も5番人気でのものでした)

B初勝利を挙げて以降3回以上掲示板を外した事がない 11頭が該当

C休み明け1~2戦目ではない 11頭が該当

D年明け初勝利 10頭が該当

E誕生日が3月以降 10頭が該当
(残る1頭は2月24日生まれ)

F1番人気で条件戦を勝利した事がある 9頭が該当

G重賞に挑戦した事はある 97年以降の9頭中8頭が該当

 

こんな共通項があるようです。

これを今年の登録馬で見ていくと・・・

スティーグリッツ
A〇 B〇 C〇 D× E×(2/2生まれ) F〇 G×

ベルーフ
A〇(小倉記念) B〇 C〇 D× E×(1/21生まれ) F× G〇

マサハヤドリーム
A△(3番人気) B×(4回) C×(休み明け2戦目) D× E〇 F× G〇

マッサビエル
A〇 B〇 C× D×(12/27)E〇 F〇 G〇

リアファル
A〇 B〇 C× D×(12/13)E×(2/5生まれ)F× G〇

レッドソロモン
A△(1000万の出走なく1600万で3人気3着あり)B〇 C〇 D〇 E〇 F× G〇

パーフェクトな馬はいませんが、レッドソロモンは×の数が1つだけなので最もイメージに近いかも。
ただ準OPで3着あるので1000万を連対するよりも価値はあると思いますが、その準OPは比較的メンバー軽かったんですよね・・・
そこは引っかかるものの人気はないと思うので穴馬候補には入れておきたい1頭です。

 

他はリアファルの×の数はちょっと意外でしたけど、AとBクリアしてる馬はどれもチャンスあるような気もします。

どのマイナス項目に目を瞑るかでしょうね。

 

皐月賞、ダービー上位馬の成績は?

皐月賞馬もダービー馬もいない年の菊花賞では、必然的に皐月賞、ダービー上位馬が人気になりやすいと思いますのでその成績も見ておきましょう。

※皐月賞馬もダービー馬もいない年の皐月賞2~3着馬
皐月賞馬もダービー馬もいない年の皐月賞2~3着馬

※皐月賞馬もダービー馬もいない年のダービー2~3着馬
皐月賞馬もダービー馬もいない年のダービー2~3着馬

皐月賞2.3着馬で菊花賞を好走したのはメジロライアン、エピファネイアの2頭だけ。
2頭共ダービーでも好走してるので、皐月賞だけ2.3着だったという馬は【0.0.0.6】で1頭も馬券になってませんでした。

一方ダービー2.3着の場合も半分くらいしか馬券になってませんが、

2走前ダービー2.3着 → 休養 → 休み明けの重賞でも3着以内

んなローテーションで来れた馬だと【2.2.2.1】複勝率85.7%となっています。

 

今年の登録馬で見ていくと・・・

キタサンブラックは皐月賞3着→ダービー14着→セントライト記念1着。
皐月賞だけ好走なのでデータ的には×ですね。
ただしダービーウィークの馬場は前に行ったが苦戦した馬場だったので酌量の余地は多少あるかと。

サトノラーゼンはダービー2着 → 休養 → 休み明けのセントライト記念が7着でこれもデータ的には×。
ただし、セントライト記念は不利があってのものでしたし、敗れたといってもその差はわかず0.3差。

リアルスティールは皐月賞2着→ダービー4着→神戸新聞杯2着でこれもデータ的には×。
ただしダービー4着が骨折しながらのものでしたし、外を回す不利もあってのもの。
あそこで3着はあったと考えると、複勝率85.7%データに近い馬にも見えます。

 

う~ん悩みますね。。。

悩みますが今のところこの中から1頭選べと言われるとサトノラーゼンでしょうか。
前走の負け方はほとんど3着みたいなモンですし。

あとディープインパクト産駒の菊花賞成績は【0.1.1.14】と相性はよくありません。
しかし今年は社台系生産馬が13頭も出走を予定していますので、ディープ3頭が揃って凡走するイメージも薄いです。
サトノラーゼンもディープインパクト産駒なのですが、その点この馬はあまりディープインパクトらしくないところがいいんじゃないでしょうか。

何しろデビューから上がり1位が1度もない馬です。
京都新聞杯は先行して上がり4位での勝利。
ダービーも道中は内でロスなく立ち回って上がり5位での2着です。
ダービーは道悪に泣いて11着でしたが、キャラとしては2011年に3着したトーセンラーに近いタイプかなって思ってます。
トーセンラーも菊花賞より前に上がり1位は1度もない馬でした。
そして京都では菊花賞も天皇賞春も内枠を引いて好走しています。
なのでサトノラーゼンも内枠引いてくれれば積極的に買ってみたいですね。

 

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