セントウルステークス 2015 データ|G2昇格後過去8年の勝ち馬が該当!
ここではセントウルステークスがG2に昇格してからの過去8年の好走データを1つ取り上げてみます。
さて今週末の出走馬が確定しましたね、シリーズ上位ではアースソニックが回避したのでウリウリが勝負掛け、ここを勝つと22Pになるのですでに20P獲得しているベルカントを逆転できるかどうかの1戦となりそうです。
競馬に八百長はあってはいけないですが、サマーチャンピオンが掛かってるとなると同じ藤原厩舎同士、大差がつくならまだしも接戦では1着ストレイトガール→2着ウリウリってのはかなり買いにくい馬券じゃないでしょうか。
G2昇格後過去8年の勝ち馬が該当するデータ
上記画像馬はセントウルSがG2になってからの過去8年において・・・
・前走サマースプリントシリーズに出走
・5月以降2~3戦している
・前2走で1度は3着内
・キャリア20戦以内
以上の条件をすべて満たしていた馬で全部で【8.1.1.8】複勝率55.6%単回値520複回値171と好走傾向です。
回収率に関しては07年11番人気で勝ったサンアディユが跳ね上げてるので少し割り引いて考えたいですが,勝ち馬8頭がすべて該当してるってのは注目したいですよね。
また好走馬をもうちょっと詳しく見ていくと2007年カノヤザクラ、2010年ダッシャーゴーゴー、2014年エピセアローム以外の馬はすべて前2走でアイビスSDか北九州記念を好走している馬でした。
またこのデータ、牝馬に限ると【6.1.1.3】複勝率72.7%と好成績です。
野芝の実績にも注目!
例外となった3頭の内2007年カノヤザクラはこのレースと好相性のサクラバクシンオー産駒、のちのちはアイビスSDも北九州記念もスプリンターズSも好走した馬ですが、この時点ではそういった実績はありませんでした。ただ前走北九州記念は古馬との初対戦で0.3差と掲示板には載っていました。
2010年ダッシャーゴーゴーも3歳馬でしたがこちらは2走前CBC賞で2着あり、この馬の場合は2歳S小倉2歳Sで2着、ききょうS1着と野芝での実績もありました。
2014年エピセアロームは2012年のこのレースの勝ち馬、2歳時は小倉2歳Sも勝利してますのでこれも野芝の実績ある馬でしたね。
なので上記データに1つ付け加えるなら野芝の実績も欲しいところです。
今年のデータ該当馬は?
さて今年このデータに該当する馬なんですが・・・残念ながらピタリ一致して該当する馬はいませんでした。
過去8年に前例のない事なのでちょっと困ってしまいますね・・・。
何しろ今年はアイビスSD、北九州記念の3着内馬が出走なしという異常事態です。
データにニアピンな馬だとウリウリになってしまいますね。
〇前走CBC賞に出走
◎5月以降2戦消化
◎2連勝中
△キャリア21戦
◎牝馬
これに野芝の実績を探すと2103年ローズS3着が一応あるにはあります。
もちろんシリーズ優勝をかけての参戦なのでモチベーションは1番。
絶対視はできないけど消す事もできない人気馬ってとこでしょうか。
あ、ちなみに上記データ以外で最も好走が多いのはG1好走組です。
なので馬券的には楽しくないですけどストレイトガール、ハクサンムーンは当然無視できない存在だとは思います。
あとはやっぱりリトルゲルダ
◎前走アイビスSDに出走
◎5月以降2戦消化
×アイビスSDは掲示板載りましたが前2走共着外
×キャリア25戦
◎牝馬
昨年の勝ち馬で野芝実績は◎ですしアイビスSDは5着、内枠引ければこの馬でも。
穴馬候補は?
個人的には本当は北九州記念5着ミッキーラブソングも面白いかなって思ってたんですよね。この馬の場合は北九州記念の負け方が09年11番人気で穴をあけたコスモベルとよく似てるんです。ただコスモベルの場合はオーシャンSでも2着があって重賞実績あったのに対し、ミッキーラブソングは重賞での実績がまったくない馬。阪神1400を2勝してるのでこの舞台も合いそうな気はするんですが・・・ちょっと◎にするほどの勇気はないです(笑)
バーバラは北九州記念でミッキーラブソングよりも伸びて4着でしたけど、この馬は平坦専用機という印象があります。坂のあるコースでどうでしょうか。
前走外枠の差し馬って事で◎打ったマヤノリュウジンは野芝の実績がなし、前走もそれが露呈した印象ですし、この脚質でどこまで。
ルチャドルアスールもキーンランドCなら◎打ちたかった馬ですが、やはり野芝実績なし、坂のあるコースも実績なし、重賞実績なしで・・・。
今年の場合は世代的にも3歳馬にも目がいきますよね。
ただアクティブミノルもマテンロウハピネスもやはり野芝実績などがないですし、阪神芝1200に対する適正を示す根拠が見つけられず、古馬とも初対戦なので未知のものだらけという感じ。
・・・と順番に見ていったら最後の最後に気になったのがホウライアキコ。
今更感ありますし個人的にもほぼ見限ってた馬なんですが、かなり人気も落ちてますよね。
この馬がこれまで好走したレース、見せ場のあったレースは新馬戦1着、小倉2歳S1着、デイリー杯2歳S1着、桜花賞4着、安土城S2着あたり。
デビュー2戦は野芝でのもの、新馬戦レコード勝ち、小倉2歳Sも好時計、デイリー杯2歳Sもレコード勝ち、安土城Sもレコードでウリウリの2着、さらに桜花賞もコース改修後アパパネが勝った年と同タイムで1番速かった年・・・とこの馬は明らかに時計の出る馬場でこその馬なんですよね。
前走UHB賞は内を通った馬が苦戦した馬場なので度外視できるし、CBC賞は重馬場、シルクロードS外枠・・・と考えれば案外まだ見限れない材料は多いですね。
本当はここ除外されて渋々エニフS使うところだったのが、アースソニックなどが回避で繰り上がりでの出走、和田騎手は先約のマイネルエテルネルに乗るので手が空いてた池添騎手が騎乗ってのもなんかよさげですし、もしかして運が巡ってきてるんじゃないでしょうか。