フェブラリーステークス 2017 データ 好走確率92.9%の向う側

これまで東京で行われたＧ1昇格後のフェブラリーステークスのデータで、14頭が該当して【7.4.2.1】複勝率92.9％とハイアベレージで馬券になるパターンがあるのですが今年はこれに該当する馬が不在。そこで今回は過去にこの該当馬がいなかった年はどんな傾向があるのかを調べてみました！

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フェブラリーＳの好走データ

上記画像馬はＧ1昇格後の1997年以降、東京で行われたフェブラリーＳにおいて、ある条件を満たした馬になります。

全部で14頭が該当して【7.4.2.1】複勝率92.9％単回値230複回値185となかなか素晴らしい成績を残しているのですが今年は残念ながらこれに該当する馬が不在なんですよね。

前記事でも書いた通り昨年秋以降のダートＧ1を振り返ると

マイルＣＳ南部杯　コパノリッキー
ＪＢＣクラシック　アウォーディー
チャンピオンズカップ　サウンドトゥルー
東京大賞典　アポロケンタッキー
川崎記念　オールブラッシュ

とすべて勝ち馬が違うのが今のダート路線。これといった中心になるべき馬がいないので、今年のフェブラリーＳを考えるにあたっては、また新生誕生か？4歳馬が世代交代？いやいや古豪復活か？と様々な仮説を立てる事ができると思います。

上記データ該当馬がいない年も似たような事がいえそうなので、今回はこの好走データの該当馬がいなかった年はどんな馬が好走していたのか？調べてみました。

好走データ該当馬が不在の年のフェブラリーＳ

好走データ該当馬が不在の年のフェブラリーＳ好走馬は上記の通りで、1998年、1999年、2002年、2005年、2008年、2010年、2011年、2012年の計24頭。

近年はダートＧ1をいくつか勝ってる馬が出走したりしているので必ずしもこれらの年がすべて低レベルだったとは思いませんが、一方でダート重賞が初出走だったグルメフロンティアが勝ったり、芝ダート兼用で活躍したアグネスデジタルが勝ったり、岩手のメイセイオペラが勝ったり、船橋のトーシンブリザードやフリオーソが2着したりしたのもすべてこれらの年でした。

近年はＧ1好走歴ある馬が活躍！？

フェブラリーＳは2007年から外国馬も出走できる国際競争に指定されたのですが、その2007年以降の好走馬12頭をみるとある共通項がありました！

2007年
1人1着ヴァーミリアン（ＪＢＣ1着、ＪＣＤ1着、東京大賞典1着）
7人2着ブルーコンコルド（南部杯1着）
3人3着ワイルドワンダー（南部杯2着）

2010年
1人1着エスポワールシチー（南部杯1着、ＪＣＤ1着）
5人2着テスタマッタ（川崎記念3着）
2人3着サクセスブロッケン（南部杯2着、東京大賞典1着）

2011年
1人1着トランセンド（ＪＣＤ1着）
3人2着フリオーソ（ＪＢＣ2着、東京大賞典2着、川崎記念1着）
4人3着バーディバーディ（東京大賞典3着）

2012年
7人1着テスタマッタ（東京大賞典3着）
4人2着シルクフォーチュン（南部杯3着）
2人3着ワンダーアキュート（ＪＣＤ2着、東京大賞典2着）

ご覧のとおりで馬券になってるのは前年秋以降のダートＧ1で好走経験ある馬ばかりなんですよね。

これ以前を見てもメイショウボーラー（前年皐月賞3着、ＮＨＫマイルＣ3着）シーキングザダイヤ（川崎記念2着）アグネスデジタル（南部杯1着、天皇賞秋1着、香港Ｃ1着）トーシンブリザード（ＪＤＤ1着、東京大賞典2着）ノボトゥルー（南部杯3着）メイセイオペラ（南部杯1着、東京大賞典2着）タイキシャーロック（南部杯2着）がいますし、メイショウモトナリも今でいうＪＤＤにあたるスーパーダートダービー勝ち馬ですから、やはり前年Ｇ1好走馬の活躍が目立ってますよね。

今年も昨年秋以降、或いは昨年以降Ｇ1で好走歴のある馬を中心に考えるべきかと思います。

今年の出走予定馬では

アスカノロマン（チャンピオンズＣ3着）
コパノリッキー（南部杯1着）
サウンドトゥルー（チャンピオンズＣ1着他）
ベストウォーリア（南部杯2着）
ホワイトフーガ（ＪＢＣレディスクラシック1着）

ケイティブレイブ（ＪＤＤ2着）
ゴールドドリーム（ＪＤＤ3着）
ノンコノユメ（帝王賞2着）

あたり。

1番人気になると思われるカフジテイクがいないので、この中で決まるとそんなに悪くない配当になると思うのですがどうでしょうか。