新潟2歳ステークス2016の出走予定馬と血統表です
新潟2歳ステークス2016の出走予定馬と血統表です。過去10年で1番人気は【4.2.1.3】複勝率70%、勝ち馬も4番人気以内から9頭出ていますが、馬券圏内となると16番人気まで幅広く馬券になっててヒモ穴傾向もあるレース。昨年は8番人気◎マコトルーメンから入って三連複564倍を的中!今年も的中できるように1週間頭を悩ませたいですね。
新潟2歳ステークスの基本情報
2016年08月28日(日)新潟競馬場11R
芝1600m(Aコース使用・フルゲート18頭に19頭が登録)
新潟2歳ステークス 2016 出走予定馬
新潟2歳Sがマイル戦で行われるようになって今年で15回目。過去14回の1番人気は【7.2.2.3】複勝率78.6%あるので優秀な方だと思います。ただし過去に新潟2歳Sで1番人気で好走した馬にはいくつかの共通項があるんですよね。
例えば前走4角2番手内だった馬は【2.1.1.2】に対し、前走4角3番手以下だった馬だと【5.1.1.1】。
例えば前走上がり1位だった馬に限ると【7.2.1.1】に対し、前走上がり2位以下だった馬は【0.0.1.2】。
また新潟2歳S当日、4角8番手以下からじっくり乗った馬だと【5.2.1.1】に対し、4角7番手内だった馬は【2.0.1.2】。
しっかり差せる脚があって、本番でもじっくり乗った馬の方が好成績を残しています。その点今年人気になってるところはちょっと悩ましい気も・・・。
新種牡馬ルーラーシップ産駒のイブキは新馬戦を外外回る形の競馬でしたが、結構追わせるタイプで瞬発戦だとどうなのかな?マイルだと少し忙しくないのかな?という印象を受けました。過去傾向では、これが1番人気になるようだとちょっと危険な方の部類。ただしイブキが勝った日の府中で外目を先行した馬は、多摩川S勝ちヤングマンパワー(関屋記念優勝)やエキストラエンド(小倉記念3着)他、次走多数好走してるので内容的には悪くない競馬とも見る事ができます。
モーヴサファイアも悩ましいタイプ。こちら中京の新馬戦を4番手追走、外から差す形の競馬で勝利。ただこちらは同日の中京で同じように外から差す競馬をした馬は次走凡走してるのが多数。血統的にはこれで牝系がサンデー系なら新潟マイルドンピシャなんですけどねえ。
ダリア賞勝ちリンクスゼロは逃げる形で2連勝。先行力はなかなかのモノがありそうですが、これも決め手勝負となるとどうか、レースの傾向とは合わないタイプ。
穴っぽいところで気になってるのは3頭。
オーバースペックはゲートの下手な馬ですが、新馬戦では中盤緩んだ決め手勝負で上がり34.1の最速上がりをマークして3着→2戦目福島の未勝利も大きく出遅れて今度は差し切り勝ち。未勝利は相手関係に恵まれた感じもありましたが、道中内目追走→直線も内を通った馬が上位を占める中1頭だけ後方外から伸びての差しきり勝ちでしたのでなかなかインパクトはありました。南田厩舎×岩部騎手×ミルファームでサンデーやキングマンボ、欧州血統などの血を一滴も持たない馬と買いにくさ満載なんですが馬は面白いと思います。
ウインシトリンは前走牝馬限定の新馬勝ち。新潟2歳Sでは前走が牝馬限定戦だった馬は【0.0.0.19】で好走例はないのですが、前走がマイル戦の牝馬限定戦だった馬の出走はまだなくウインシトリンが出走すると初めてのケースになります。これまで6月の牝馬限定新馬勝ち馬で34秒台の最速上がりをマークして勝った馬だとマーブルカテドラル(新潟2歳S5着→のちにアルテミスS勝ち)やテンダリーヴォイス(のちにフェアリーS3着)などがいますね。新馬での直線の叩き合いはなかなか見応えある内容でしたし、当時そこで負かした2.3着馬も次走で勝ち上がり。
あとは連闘になりますが先週の新馬を勝ったブライトンロック。時計的にはたいした事ないですが、上り3F34.3は過去10の夏の新潟芝1400新馬戦で最速の上り。2011のモンストールほどじゃないけどそれに近いタイプかなあって思います。ここ負けたら東京のくるみ賞とか勝ちそう?(笑)先週じゃなくて2週目の新馬勝ちなら◎にしたかったレベルの馬。
続いては登録馬の血統表です。
新潟2歳ステークス 2016 血統表
昨年は2歳世代でダイワメジャー産駒が大活躍していて、ダイワメジャー産駒の◎マコトルーメンを狙いました。今年は割と混戦で今のところはまだそれほど突出した種牡馬はいないです。
一応ダイワメジャーは今年もいいんですが、昨年ほどの勢いはなく、特別戦ではまだ馬券になっていません。新種牡馬ではリーチザクラウンとルーラーシップが各5勝してますが複勝率ベースではアベレージはそれほどでもないですよね。
上位で目をひくのはスクリーンヒーロー産駒。牡馬に限ると【2.4.1.5】複勝率58.3%と活躍してますし、特別戦でも2着2本と馬券に、新潟2歳Sではマイネルパラディが出走。
そして今年異例の活躍を見せているのがプリサイスエンド産駒。これまでダートで186勝、芝で35勝だったのが現2歳世代は芝で3勝、ダートで1勝の突然変異(笑)。しかも勝ち上がった馬の母父はキャプテンスティーヴ、タニノギムレット、キングヘイローと牝系がサンデー系じゃないからすごいですね。前半でも取り上げたオーバースペックもその典型な1頭。近親で稼いだ馬となると1997年の阪神3歳牝馬S(現在の阪神JF)を勝ったアインブライドや、OP2着が最高のハスラーくらいなんでそんなに将来性ある馬だと思えませんが、産駒の勢いには注目したいところ。