アイビスサマーダッシュの2015の牝馬と追い切り
ここではアイビスサマーダッシュの牝馬と追い切りについて少し。
前記事で水曜想定のメンバーの事を書きましたが、よくよく見ると牝馬が2頭いなくなってるんですよね。
何しろアイビスサマーダッシュは過去14回、毎年必ず1頭は牝馬が好走しているレース。
ベルカント
マコトナワラタナ
リトルゲルダ
水曜想定通りなら今年の登録馬で残ってるの牝馬はこの3頭だけ。
考えようによっては三択で軸馬が決められるレースともいえそうです。
運良く3頭の内2頭が馬券になるようなら2/3の確率での軸馬探しですね。
この中で先週今週と凄まじい追い切りだったのがベルカント。
一週前栗東坂路 50.8-36.4-23.5-11.9
最終追栗東坂路 52.5-37.2-23.5-11.5
追い切られた時間はいずれも開門から40分後あたりなので時計は掛かってきてる時間帯。
最終追い切りは5時半以降~ハロー掛け前の時間でラスト1F11秒台が出たのもこの馬だけ。
どちらかといえば追い切りはよく動くタイプの馬ですし、まだ映像観てない段階でこれを書いてるので、鵜呑みにできない面はありますけどそれにしても好時計をマークしています。
実は前走CBC賞時(レース前に取消)もメルマガで好評価していた1頭なんですよね。
陣営としても前走、今回と馬を作りこんでると思うのでここは勝負掛かりじゃないでしょうか。
リトルゲルダは昨年と比較。
2014年
一週前栗東坂路 55.2-40.0-26.1-12.7
最終追栗東坂路 53.6-38.6-25.0-12.0
今年
一週前栗東坂路 52.5-38.6-25.7-13.2
最終追栗東坂路 53.9-38.3-24.3-11.9
追い切られた時間はだいたい5時20分~6時前なので、どれもそこそこ時計は掛かる時間帯。
時計の出方だけを見ても今年は昨年以上が期待できそうな予感。
もっともこの馬は時計よりも気配の馬で、昨年セントウルSの時も映像の印象が良くてメルマガで【A】評価(推奨)として結果1着でしたので映像もしっかり確認したいです。
さて全馬の追い切りをチェックした【追い切り映像チェック馬】は毎週金曜日のアナコーメルマガ版にて掲載。
先週は2重賞において以下のようなジャッジ、最上位ランクに評価した2頭が共に連対してくれました。
たまには全文を掲載してみます。
・函館2歳S
【B+】ブランボヌール 1人1着
【C+】オデュッセウス
【C+】コラッジョーゾ
【C+】ドナルチア
【C+】マコトルーメン
【C+】メジェルダ
【C+】メジャータイフーン 3人3着
【C+】ラッキーボックス
【C+】レディトリス
【C】アルマククナ
【C】ヒルダ 10人3着
【C】ペイシャオトメ
映像提供なし
コスモフレンチ
タイニーダンサー
ラプレシオーサ
リンダリンダ
【B+】ブランボヌールはウッドコースで併せ馬で余裕の先着。
馬場の外目九分どころを回って馬也のまま68秒台、圧巻の動き。
【C+】オデュッセウスはウッドコースで併せ馬で内から先着。
4角まで手綱を押さえても行きたがる面を見せてましたが、それていて68秒台なら動けてる方だと思います。
【C+】コラッジョーゾはウッドコースを単走で一杯に追われてましたが、馬場の八分どころを通って68秒台とこちらも時計そこそこ。
【C+】ドナルチアは連闘の為映像は先週のもので、芝コースでの追い切りなので少し割り引きたいのですが、それを差し引いても好内容。
前に2頭を走らせてそれを後方から追走、直線外に持ち出そうとすると前の馬もよれてスムーズに進路を取れませんでしたがそれでもラスト1Fはもったままで11.5。
これが直前の追い切りだった【B】か【B+】くらいにしたいのですが、やはり先週の追い切りって事で【C+】で。
【C+】マコトルーメンはウッドコースで併せ馬先着。
意図的に手綱を押さえてる感じで時計も控えてましたが、気配は悪くなかったです。
【C+】メジェルダはウッドコース単走、2回使っての中1週なので軽めの調整でしたが引き続き順調そうな気配。
【C+】メジャータイフーンはウッドコースで内1頭外1頭置いて実践っぽい3頭併せの真ん中から、先行した内の馬にやや遅れるか併入くらいの動き。
牝馬で中1週でこれだけハードにやれるのは状態のいい証拠と思います。
欲を言えば内の馬を捕まえ切って欲しかった気もしましたが、相手はダート戦で4連続1番人気に支持されてる藤原厩舎シーリーヴェール(土曜日8Rに出走)なんでこれで充分かも。
【C+】ラッキーボックスはウッドコースで外に先行するヒルダの内に併せ、直線だけ軽く仕掛けて先着。
時計地味ですが動きはキビキビ。
【C+】レディトリスは芝コースで先行する馬を前に置いて2馬身ほど追走、直線で外に持ち出し持ったままで抜き去る稽古内容。
芝なので割引ましたが手応えはまだ余裕があり、まだムキになる面はあるものの追えばもっと時計が出そうな気配で好調教。
・中京記念
【S】アルマディヴァン 13人2着
【A】レッドアリオン
【B+】カレンブラックヒル
【B+】ネオウィズダム
【B】オリービン
【B】カオスモス
【B】スマートオリオン 6人1着
【C+】アルバタックス
【C+】エールブリーズ
【C+】オツウ
【C+】ゴールドベル
【C+】ダローネガ 3人3着
【C+】メイケイペガスター
【C】ナリタスーパーワン
【C】ミッキードリーム
【Dわからない】トーセンレーヴ
【S】アルマディヴァンは福島牝馬S、ヴィクトリアマイルの時にも【B+】の高評価をしていた馬ですが、今回はそれ以上。
先週もそこそこの時計を出してましたが、今週は坂路2本乗りのインターバル調教で併せ馬。
馬也で抑えきれない手応えで上がってきて手綱を緩めると、まるでロケットエンジンでも積んでるかのような凄い加速で、並走馬でダート短距離2勝している3歳馬を子供扱い。
しかもこれが開門から30分以上経過して200数十頭が走った後の荒れた馬場でのものですので、尚更価値が高いです。
時計、映像、過去との比較すべてに置いて素晴らしいデキなので、思い切って最高評価にしてみました。
【A】レッドアリオンは2週連続開門から30分後くらいの時間帯に坂路に入って52秒前後の時計をマーク。
1週前は上がりが掛かってましたが、最終追い切りは馬なりのまま後傾ラップでまとめてきて好感、素晴らしいデキだと思います。
【B+】カレンブラックヒルは2週連続坂路で好時計をマーク。
追い切り動くタイプではありますがデキ自体はかなりいいと思います。
【B+】ネオウィズダムは2週連続坂路で併せ馬。
2週とも併せた相手には遅れてますが追い切り動く馬が相手でしたし、この馬自身も好時計をマーク。
掛かり癖ある馬なので、最終追い切りではレンイングランドを前に置いて直線外に持ち出して追いかける内容でこの馬にはこういう調整が合ってるように思います。
【B】オリービンは1週前開門から30分後の時間帯で1番時計をマークして、今週もかなり馬場の荒れた時間帯に好時計をマーク。
発汗の後もあって映像の印象が期待したほどではなかったですが、これだけ時計出せてる点は評価、好調と判断したいです。
【B】カオスモスは木曜日の坂路で49.0の自己ベストをマーク。
開門直後の時間帯でしたし、併せた相手ネロの方が手応えに余裕あって遅れてしまいましたが、ネロを先行させて追いかけてのものなので評価していいと思います。
ただし前走で大幅馬体減→中間速い時計がこれ1本という調整内容なので1度緩めてるかもしれませんね、パドック注意。
【B】スマートオリオンは美浦のウッドコースで併せ馬、馬也で66秒台をマークと動いてました。
ソフトな仕上げが多いこの厩舎にしては珍しくしっかり負荷をかけてきたのも好感。
【C+】アルバタックスは1週前51秒台の好時計をマークして最終追い切りは52秒台。
これで後傾でまとめられるともっといいのですが、キビキビ動けてるし調子自体は悪くない印象。
【C+】エールブリーズは2~3走前を低評価していたのですが、前走あたりから復調気配。
荒れ馬場の阪急杯の時が相当動いていて好評価したのですが当時結果出ず。
馬格があって血統的にも荒れ馬場良さそうに思えるのですが、古馬になって馬券になってるのは東京、京都、新潟と軽い馬場ばかり、ここはどうでしょうか。
【C+】オツウは巴賞を使って栗東へ輸送があったせいか、中間速い時計は1本のみ。
坂路でハロー掛け直後の時間帯に全体時計控え目も後傾ラップでまとめられたのは好感、映像の印象もそこそこ。
【C+】ゴールドベルは坂路で単走、ハロー掛けから数分後の追い切りでしたが全体時計51秒台はかなり優秀。
ただ掛かり気味に上がってきて、最後は若干掛かってしまったのが残念、時計的にも前走の方が出てました。
【C+】ダローネガは坂路で単走力強い動き。
2週連続時計はやや地味ですが先週はハロー掛け前の1番時計の掛かる時間帯、今週はハロー掛けから10分後くらいで時計の掛かる時間帯なので動けてる方だと思います。
【C+】メイケイペガスターはCWで単走5Fから時計を出して軽快な動き。
掛かる面のある馬なのでこのくらいでいいんでしょうね。
【C】ミッキードリームは自己ベストをマークした昨年と比較すると残念なデキに見えました。
~ここまで~
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