ファンタジーステークス2015の出走予定馬と血統表です

今週土曜日京都競馬場で行われるファンタジーステークス2015の出走予定馬と血統表です。
過去10年で1番人気は1勝のみで、昨年は14番人気のクールホタルビが優勝、一昨年も単勝万馬券の13番人気馬が3着したり、08年にも13番人気が優勝したりと波乱含みな傾向ですが今年はどうでしょうか。

ファンタジーステークスの日程

2015年11月07日（土）5回京都1日目11Ｒ
芝1400m（Ｂコース使用）

ファンタジーステークス 2015 出走予定馬

函館2歳Ｓ優勝馬ブランボヌールが登場。
函館2歳Ｓは外が伸びる馬場を捲くっての勝利でしたので、若干馬場に恵まれた面はあるものの、やや重で1分10秒6で2着に0.6差は歴代函館2歳Ｓ勝ち馬の中でもかなり上位のもの。
（08年フィフスペトルが良馬場で1分10秒4で2着に0.4差、その後京王杯2歳Ｓ3着、朝日杯2着と2歳時は大活躍でした）
新馬戦では狭いところを突いて勝利、函館2歳Ｓは外から一捲くりとどんな競馬でもできるのは強み。

ウインミレーユは新馬戦が前々での強い競馬で新潟2歳Ｓは大敗、前走りんどう賞はそこから巻き返しての勝利なので瞬発力の要求されない1400向きなのかも。
りんどう賞は特別強いとは思いませんでしたが、そこで負かした相手は新馬戦でブランボヌールと接戦を演じたメジェルダですから、これを物差しにすれば通用していい計算。

過去10年キャリア1戦での好走馬は2012年のローブティサージュ1頭のみ。
ファンタジーＳ史上（過去19回）で見ると5頭の連対馬がいますが、プリモディーネ（桜花賞1着オークス3着）、スイープトウショウ（秋華賞1着、オークス2着他）、ラインクラフト（桜花賞1着、ＮＨＫマイルＣ1着他）、ローブティサージュ（阪神ＪＦ1着）と内4頭はその後Ｇ1勝ち。
今年はアドマイヤリードがキャリア1戦で人気しそうですがどうでしょうか。
新馬戦ではシルバーステート相手に外から差し切り。
道中は若さを見せ、怖がりながら馬混みを追走してましたが、バラけて追い出されてからの反応は素晴らしいものがありました。
ここを勝ち負けできるかどうかで未来が分かれそう？

ワントゥワンもキャリア1戦1勝馬。
前走新馬戦同日の中京芝コースは最終Ｒ以外は特に外が伸びる馬場ではなかったと思うのですが、この馬は外からの差しきり。
同日01Ｒで外から差したシルバーステートは次走紫菊賞を快勝、馬場の真ん中を逃げたシュウジも小倉2歳Ｓ勝ちしてますから、ワントゥワンも通った場所を考えると価値のある勝利だったのかなと思います。

ピュアコンチェルトもキャリア1戦での挑戦。
新馬戦は記録的にはハデさはありませんでしたが、前半は位置取り悪くそこから2番手まで押し上げて、最後は差し有利の流れの中での勝利、操作性も高く鞍上の意のままに動いて完成度の高さも感じました。

キャンディバローズは前走未勝利戦を札幌芝1500をレコード勝ち。
このコースの古馬の特別戦で1分29秒を切るような勝ち馬だと昔からその後京都で走る馬が多いですし、ここ20年2歳馬で29秒台を出した馬を見てもウインラディウス、ストーミーカフェ、アドマイヤムーン、イクスキューズ、モエレエキスパート、サンディエゴシチー、グランプリボス、アドマイヤセプター、トーセンラークなどなど、その後重賞でも活躍した馬が多数。
近年は馬場が速くなってますし、キャンディバローズの場合も枠とか恵まれた面もありましたけど、同日クローバー賞よりも0.4速い勝ち時計でしたからそれなりの評価は必要なのかなと思います。

続いては登録馬の血統表です。

ファンタジーステークス 2015 血統表

ワントゥワンは母がワンカラット（ファンタジーＳ2着）、近親にはサンシャイン（3歳時エルフィンＳ勝ち）がいる牝系。
体の小さな馬ですが、その辺はデビュー当時のサインシャインに似てるのかな？と思います。

ブランボヌールの母ルシュクルはファンタジーＳ5着馬。

アドマイヤリードとウインミレーユは2歳牝馬重賞に強いステゴ産駒という事で注目。

ただしこのレース、過去19回で父サンデー系の勝利はわずかに4勝のみ。
今年は父非サンデー系があまりいいのがいないのですが、買うならコパノディール、メイショウスイヅキあたりでしょうか・・・その辺はもうちょっと悩みたいと思います。