日本ダービー 2016 穴馬の傾向

日本ダービーは3連単配当が10年連続万馬券決着(内6本は10万以上の配当)で比較的ヒモ荒れっぽい決着の多いレース。ではどういう馬がダービーで穴を出していたのか?傾向を調べて書こうと思います。

日本ダービー の穴馬の傾向は?

過去10年の日本ダービーの結果をみると、好走馬30頭中23頭は単勝20倍未満の馬でした。

では単勝20倍以上で好走した穴馬7頭はどんなタイプだったのでしょうか?

まず1つには内枠引いた馬が4頭いますね。ただ内枠の件についてはこの後また別記事で書こうと思いますのでここではこれ以上触れないでおく事にします。

過去10年単勝20倍以上で好走した穴馬はダービー以前の実績だけで見ると穴馬の傾向は大きく分けて以下の2種類だけですね。

実績だけで見れば穴馬の傾向は大きく分けて2種類

ダービーTR連対馬

単純にダービーTRを連対していて人気のなかった馬ですね。プリンシパルS組連対馬=単勝20倍以上馬は【0.0.1.9】で好走はアントニオバローズ1頭のみ。

青葉賞連対馬=単勝20倍以上馬は【0.1.1.10】でやはり好走はウインバリアシオンとアポロソニックだけなのでアベレージそのものはそんなに良くはありません。

ただアントニオバローズはシンザン記念で重賞勝ちがありましたし、アポロソニックは2200の山吹賞勝ちがあり、ウインバリアシオンにはOP勝ち+この後に書くもう1つの重賞経験がありました。その辺を加味して考えるとある程度取捨できそうです。

1800以上の重賞に2回以上の出走経験と勝利経験あり

ラニジケ杯2歳S5着、きさらぎ賞1着、皐月賞7着、NHKマイルC11着という重賞戦績。NHKマイルCで大敗した事で大きく人気を落としましたがこの4戦は4.3.6.3番人気とダービー前まではそこそこ人気もしていた馬でした。

東スポ杯2歳S3着、きさらぎ賞2着、スプリングS1着、皐月賞9着という重賞戦績。この4戦は5.5.6.4番人気とやはりダービー以前はそこそこ人気してた馬でした。

京成杯1着、皐月賞3着、この2戦は1番人気&11番人気でのものでした。京成杯からの休み明けで皐月賞では11番人気と人気がなかったのですが、前走が人気薄での好走だったせいかダービーではこれがフロッグ視されたんでしょうね。

ラニジケ杯2歳S4着、きさらぎ賞4着、弥生賞7着、青葉賞1着という重賞戦績。こちらも3.1.6.6番人気と重賞でも人気になった事のある馬でした。青葉賞の勝ち時計が遅かった事で人気を落としてましたが、ダービーは不良馬場で時計の掛かる馬場も味方につけての好走でした。

札幌2歳S5着、ラニジケ杯2歳S7着、共同通信杯4着、毎日杯1着、青葉賞6着という重賞戦績。こちらも1.9.7.5.3番人気でのものでした。

いずれも1800以上の重賞に2回以上の出走経験があり、年明けの1800以上の重賞勝利があり、重賞でもそこそこ人気になった事がある馬ですね。

今年の穴馬候補は?

先に書いた傾向から単勝20倍以上はありそうな中で今年の穴馬候補を考えてみたいと思います。(ヴァンキッシュランは単勝10倍台かな?と想定してここには入れませんでした)

穴馬候補で最も期待したいのは人気ブログランキングC。(マウントロブソンででした)1800以上の重賞勝ちあり、2回以上の出走経験もあり。この馬は重賞連対経験ある馬以外には負けた事のない馬ですし力はあると思います。ただそんなに切れる脚はないんですよね。スローだと厳しいと思うので持久戦寄りになってくれれば。できれば内目の枠が欲しい。

アジュールローズはTRプリンシパルS勝ちがありますが、その前は平場500万勝ちしか実績がありません。ここでは厳しそうな印象です。

マイネルラフレシア(除外対象)はTRプリンシパルSで2着。こちらは東スポ杯でも3着があるのでデータ上は好走の可能性あり・・・だた若葉S、京成杯の内容からはちょっと厳しそうですかね。

レッドエルディストは青葉賞2着。2走前大寒桜賞も強い競馬だったので、地味ですけどいい馬だと思います。これは穴で一考。

プロフェットは札幌2歳S2着、京成杯1着、皐月賞11着という重賞戦績。1.5.10番人気でのものですし、上記データ上は穴馬候補。ただ被されない位置でスムーズに先行できるのが好走の最低条件。なかなかその条件は揃わないかもしれませんね。

モバイルバージョンを終了