菊花賞 2015 京都の下り坂にリンクする意外なコースを好走してきた穴馬
過去の菊花賞の結果・・・特に近年の傾向を見てると、このコースに最もよくリンクしてるのは神戸新聞杯が行われる阪神芝2400だと思います。
しかし調べてみると他にも京都の外回りとよく直結しているコースがありました。
そのコースを好走してきた穴馬とは!?
基本的には阪神2400が直結!
阪神がコース改修されてからの07年以降の菊花賞は、とにかく阪神芝2400とリンクしています。
何しろ過去8年の好走馬24頭中17頭は前走神戸新聞杯組や阪神2400の1000万組ですし、前走別路線組の馬でも
09年フォゲッタブル(阪神2400で500万勝ち)
12年スカイディグニティ(阪神2400で未勝利勝ち)
とこの2頭は過去に阪神2400勝ちのある馬でした。
その辺を踏まえると今年も神戸新聞杯組はもちろん買わなければいけないのですよね。
もう1つの直結コースは?
そしてもう1つ地味に直結しているのがちょっと意外な気もしましたけど小倉芝2000mです。
上記画像馬は菊花賞過去10年で
近2走以内に小倉芝2000の1000万条件を連対していた馬
になります。
アベレージがズバ抜けていい訳ではないですが、3番人気1頭、5番人気2頭、残る6頭はすべて7番人気以下という中で、9番人気、7番人気、3番人気の馬が好走で単回値複回値ともにプラス。
入着できなかったのはわずか1頭だけ、1ケタ人気の馬も7頭中6頭が掲示板で、唯一6着だった昨年のサトノアラジンは直線で大きな不利があってのもの・・・と充分にここで好成績を残してるといえる思います。
小倉が京都に直結する理由はただ1つ。
3~4コーナーの下り坂
ではないでしょうか。
高低差は京都ほどではありませんが、小倉競馬場にも1コーナーから緩やかに上っていって、2コーナーが最高部になり、3~4コーナーには下り坂があるんですよね。
その下り坂で勢いをつけて、そのままスピードを落とさず直線に入り、最後は惰性でなだれ込むような馬が特にいいように思います。
ちなみに小倉芝2000の重賞好走馬をチェックしてみても、どの距離に結びつくかはその馬次第ですが、京都の重賞を好走している馬が多数います。
例えば2013年の小倉記念2着馬はまだ3歳時のラブリーデイでした。
ラブリーデイはその後なかなか京都を走る機会はなかったのですが、そこから10走後今年の京都記念を勝利、この秋は京都大賞典も勝ちました。
2011年の菊花賞3着したトーセンラーは翌年の小倉記念で2着、一昨年菊花賞で2着したサトノノブレスは翌年の小倉記念を勝利してますから、小倉と京都は本当によく結びついていると思います。
では今年はというと・・・
ベルーフ
小倉記念2着 1000m通過57.9
マサハヤドリーム
玄海特別1着 1000m通過61.9
今年はこの2頭になりますが、どちらがスタミナを要する競馬をやってきたかを考えればベルーフの方でいいんじゃないでしょうか。
この馬は頭が高くて追わせる馬で、苦しくなってからのもう一伸びができる馬。
個人的にはスタミナはわかりませんけど、ナムラクレセントあたりと似たような印象があります。
今日現在netkeibaさんでは9番人気、これなら妙味もありそうですし、ぜひ買ってみたい1頭です。