日本ダービー2017の出走予定馬と血統表です

日本ダービー(東京優駿)2017の出走予定馬と血統表です。予想オッズをみると今年は皐月賞を9番人気アルアインが制したせいか、別路線組の青葉賞勝ち馬アドミラブルが1番人気に支持されそうですね。混戦世代のダービーを制するのは果たしてどの馬でしょうか?

日本ダービー(東京優駿)の基本情報

2017年5月28日(日)東京競馬場第10R
芝2400m(Cコース使用)フルゲート18頭に19頭が登録
※回避馬が出なければサトノクロニクルが除外対象となっています

日本ダービー(東京優駿) 2017 出走予定馬

今年は皐月賞を9番人気アルアインが人気薄で勝った事で、別路線組青葉賞勝ち馬のアドミラブルが1番人気になりそうですね。ただし青葉賞組はグレード制導入後の過去31回の日本ダービーにおいて【0.8.5.84】でまだ未勝利。この組から初めての優勝馬が出るか?注目したいです。

青葉賞組の好走データ

ちなみに近年の青葉賞勝ち馬はある条件に当てはまるとダービーではハイアベレージで好走しています。

上記画像馬はG2になった2001年以降の青葉賞において・・・

2着に0.4差以上つけて勝利した青葉賞勝ち馬のダービーでの成績になります。

ご覧の通りで不発に終わったのは2010年のペルーサだけ。ペルーサの青葉賞は同じ藤沢厩舎のミッションモードが逃げて、リリエンタールが仕掛けて、ペルーサをアシストしたような勝利だったんですよね。これを例外的に考えれば残り4頭はすべて好走してますから注目していいと思います。

また、好走した4頭の内シンボリクリスエス以外の3頭はいずれも2分26秒を切る時計で走っていましたので、勝ち時計もいいにこした事はないでしょうね。

アドミラブルは青葉賞を2分23秒6のレースレコードで2着に0.4差をつけての勝利と上記データに該当。2走前アザレア賞の勝ち時計が2分30秒0ですから、前走は6秒以上も持ち時計を短縮。追われてからフラフラする幼さを見せましたけど、それでも最後は流してゴールする余裕もありましたからかなり強い競馬だったと思います。

馬混みに入る競馬をしていないので、内枠引いた時に内で揉まれて嫌がらないか?或いは18頭立てで外を回した時にロスが生じないか?といったところが死角になりそうですけど、とりあえず過去の青葉賞勝ち馬との比較だけなら充分好走できる下地はありそうです。

青葉賞組では2着のベストアプローチも気になりますね。走破タイムの2分24秒0は馬場差はあるものの例年の勝ち時計を超えてますし、2着馬としての時計ではこれも歴代1位。ちなみに過去2分24~25秒台で青葉賞を2着した馬だと2004年のホオキパウェーブ(2分24秒5/秋にセントライト記念2着→菊花賞2着)、2010年トゥザグローリー(2分25秒0/3歳暮れに中日新聞杯1着→有馬記念3着)、2016年レッドエルディスト(2分24秒4/秋に神戸新聞杯3着)がいますから、ベストアプローチも未来ある馬であると言っていいでしょう。

皐月賞組の評価

皐月賞組は大きく分けて考えると外から遅れて差してきた馬を評価するか、内目を通って上位にきた馬を評価するかでしょうか。これは人によって意見が分かれそうなところですが、前開催の中山は総じて外の方が伸びる日が多く馬場の内~3.4頭目付近を先行したような馬、差してきたような馬はその後馬券になってるのが多いので私は上位入選馬を評価したいです。(皐月賞週だけ馬場が速かった点がまたちょっと難しいのですが・・・)

アルアインは皐月賞勝ち馬で、道悪で極端に時計の掛かったシンザン記念以外は全勝。皐月賞は9番人気クビ差での勝利だった分フロッグ視されてダービーでも人気はアドミラブルに譲るかもしれません。皐月賞は地味な勝ち方に見えますけど、馬場を考えると決して悪い内容ではなかったと思います。

以下、ペルシアンナイトは内から伸びてきたし、ダンビュライトは馬場のいいところを通ったとはいえ距離ロスのある先行策だったし、クリンチャーも早めに先頭に立って目標になる競馬でかなり厳しい中頑張ったと思います。(クリンチャーが先頭に立った後に一旦は先頭に立って結果7着に敗れたのが1番人気ファンディーナですからこれはかなり頑張った4着じゃないでしょうか)

5着レイデオロだけは後方から来ましたけど、これも馬群の内を差してのもの。まったくロスのない競馬なので上がり1位は評価できませんけど、あの馬場で内から伸びた点は評価していいと思います。

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続いては登録馬の血統表です。

日本ダービー(東京優駿) 2017 血統表

まず近年の傾向なのですがまずはこちらをご覧ください。

出典元:競馬血統予想さん

上記はよく参考にさせて頂く競馬血統予想さんが調べられた日本ダービー過去5年の好走血統になります。

好走馬15頭中11頭は父がサンデー系でその内7頭はディープインパクト産駒

ちなみに京都新聞杯勝ちのディープインパクト産駒は7.1.5番人気が走って【1.1.1.0】複勝率100%。また皐月賞で3着内だったディープインパクト産駒は6頭が走ってこちらは【2.1.1.2】複勝率66.7%なのですが、着外2頭はいずれも4着で掲示板率は100%でした。今年はアルアインが皐月賞3着内のディープインパクト産駒です。

あとは欧州血統を内包する馬の好走も多いですね。どうしても父サンデー系が主流になるので欧州血統は牝系に・・・というパターンが多いですけど、今開催の東京G1は先週もオークスでソウルスターリング(父Frankel)とモズカッチャン(父ハービンジャー)がワンツーするなど欧州寄りになってる印象です。

ダービーの登録馬も牝系を細かく見ていくと複数いますが、父に限ればわかりやすくてベストアプローチ(父New Approach)とペルシアンナイト(父ハービンジャー)の2頭。意外と侮れないんじゃないでしょうか。

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