中京記念 2015 過去3年好走馬の追い切り
ここでは中京記念2015を予想するにあたって過去3年好走馬がどんな追い切りをしていたか振り返っておこうと思います。
いつもアナコーメルマガ版では何かはっきりした傾向が見えた時には●●を好走する追い切りパターンとして、金曜日のメルマガでお届けしているのですが、中京記念はまだはっきりした形が見えていません。
ただし、基本的にほとんどの好走馬は追い切りの良かった馬ばかりなので、過去3年好走馬がどんな追い切りをしていたか振り返り、どんなポイントに注目すべきか、考えてみたいと思います。
2012年
1着フラガラッハ
一週前 栗東坂路53.7-39.4-25.2-12.4
最終追 栗東坂路53.7-38.6-24.7-12.4
一週前も最終追い切りも栗東坂路で追い切り。
いずれも開門直後の時計の出る時間帯なので全体時計は地味ですがラスト3Ｆ→2Ｆにかけて1秒以上の加速あり。
いずれも1Ｆごとに加速する時計をマーク。
ラスト1Ｆは12秒台前半と速め。
日曜日も坂路で64.2-13.1と乗り込みあり。
2着ショウリュウムーン
一週前 栗東坂路52.5-37.9-24.5-12.4
最終追 栗東坂路52.4-37.8-24.3-12.1
一週前も最終追い切りも栗東坂路で追い切り。
いずれもかなり時計の掛かる時間帯での追い切りで、全体時計、上り共に優秀。
いずれもラスト3Ｆ→2Ｆにかけて1秒以上の加速あり
最終追い切りで1Ｆごとに加速する時計をマーク。
ラスト1Ｆは12秒台前半と速め。
他の日もほぼ毎日のように遅い時計で乗り込みあり。
3着トライアンフマーチ
一週前 ＣＷで4Ｆ55秒台1Ｆ11秒台と終い重点の調整
最終追 栗東坂路52.2-37.8-24.9-12.6
一週前はＣＷ最終追い切りは栗東坂路での併用追い切り。
最終追い切りは開門直後の時計の出る時間帯でしたがそこそこの時計をマーク。
日曜日にも坂路で53.1-38.1-24.6-12.4の時計を出しており、この時はラスト3Ｆ→2Ｆ目に1秒以上の加速あり。
2013年
1着フラガラッハ
一週前 栗東坂路50.3-37.3-24.8-12.8
最終追 栗東坂路54.1-40.1-25.7-12.6
一週前も最終追い切りも栗東坂路で追い切り。
いずれも開門直後の時計の出る時間帯ですが、最終追い切りは全体時計がこの日の2番時計と優秀。
日曜日にも55.2-12.6で時計を出していて、そこでラスト3Ｆ→2Ｆにかけて1秒以上の加速あり、1Ｆごとに加速する時計もマーク。
2着ミッキードリーム
一週前 栗東坂路53.2-38.4-25.1-12.6
最終追 栗東坂路54.2-39.7-25.5-12.4
一週前も最終追い切りも栗東坂路で追い切り。
いずれも開門から20分程度で時計は出ていい時間帯ですが全体時計は遅め、追い切りはあまり動かないタイプ。
最終追い切りでラスト3Ｆ→2Ｆにかけて1秒以上の加速あり、1Ｆごとに加速する時計もマーク。
他の日もほぼ毎日のように遅い時計で乗り込みあり。
3着リルダヴァル
一週前 ＣＷで5Ｆから馬なり単走で時計を出してラスト1Ｆ12.0と終い重点の調整
最終追 ＣＷで3頭併せを一杯に追って、6Ｆ83秒台、5Ｆ66秒台、ラスト1Ｆ12.4そこそこの時計をマーク。
一週前も最終追い切りも栗東ＣＷで追い切り、日曜日に坂路で遅めの時計を出す稽古内容。
2014年
1着サダムパテック
一週前 栗東坂路51.0-37.1-24.7-12.7
最終追 栗東坂路52.8-37.9-24.7-12.3
一週前も最終追い切りも栗東坂路で追い切り。
いずれも1回目のハロー掛け直後の時間帯ですが1週前は木曜日でしたけどこの日の1番時計、最終追い切りは少し時計を控えましたが1Ｆごとに加速する時計もマーク。
他の日もほぼ毎日のように遅い時計で乗り込みあり。
2着ミッキードリーム
一週前 栗東坂路51.7-37.9-24.8-12.6
最終追 栗東坂路51.3-38.4-25.6-13.2
一週前も最終追い切りも栗東坂路で追い切り。
いずれも開門から30分程度の時間帯でしたが、追い切りであまり時計の出ない馬が最終追い切りで自己ベストを更新。
他の日もほぼ毎日のように遅い時計で乗り込みあり。
3着マジェスティハーツ
一週前 1週前ＣＷで併せ馬、強めに追って6Ｆ81秒を切る好時計
最終追 ＣＷ馬なりで併せ馬、終い重点でラスト3Ｆ37秒台をマーク
一週前も最終追い切りも栗東ＣＷで追い切りで時計も出てました。
それ以外の日は坂路で週2本遅い時計で乗り込みあり。
こうしてみると、一切坂路に入っていない馬は好走してませんね。
また坂路組は
・全体時計が優秀
・時間帯を考えると全体時計が優秀
・その馬としては優秀
・ラスト3Ｆ→2Ｆ目にかけて1秒以上の加速あり
・1Ｆごとに加速する時計をマーク
だいたいこのいずれかに該当してるようです。
この路線の馬なので、多くの馬が好時計マークしてきますので追い切りのみで選ぶのも難しいですが、木曜日の栗東坂路ではカオスモスが49.0-36.3-24.3-12.6と凄い時計出してきましたね。
他ではカレンブラックヒルも2週連続で好時計をマーク、ゴールドベルなんかも前回今回と時計出てますが、個人的には一見やや地味に見えるこの馬→人気ブログランキングＣ（オリービン）も1週前が自己ベストに継ぐ2番目の好時計で最終追い切りも時間帯を考えるとかなり優秀な時計で面白いと思います。
ちなみにこの馬の騎手と調教師のラインはこれまで重賞では16勝しているのですが、不思議と中京では【0.0.0.14】とまだ馬券になった事がないんですよね。
間違いなくモチベーションはあるはずなのですが、その点と前走で少し楽な競馬をしてきた事だけが気になる材料。
でもこの追い切りなら馬券は買いたいです。