有馬記念 2017 キタサンブラックなど危険な人気馬の話
今週はいよいよグランプリ有馬記念ですね。1年の最後に夢を見るレースですし、皆さん自分が1番楽しめる馬を買えばいいと思うのですが、予想オッズで上位人気馬に支持されている中には危険な人気馬なんじゃないか？と思える馬がズラっといるので、今回はその辺について私なりに思う事を書いてみようと思います。
有馬記念 2017 出走予定馬
今年は北島三郎さんがオーナーのキタサンブラックがファン投票1位で予想オッズでも1番人気。
近年有馬記念が引退レースで1番人気、レース終了後に引退式が組まれていたのは2013年1着オルフェーヴル、2015年8着のゴールドシップ以来。キタサンブラックはこの後、社台スタリオンステーションに種牡馬入りが決まってるのでオルフェーヴルのようなラストランになるんでしょうか？
ただ個人的にはすごく気になる材料があるんですよね。それについて詳しくは後半で。
有馬記念 2017 血統表
詳しくはこの後書くとして今回私はキタサンブラックは勝てないと思っています。
そこでライバルに目をやると
シュヴァルグラン
スワーヴリチャード
2.3番人気くらいになるであろう2頭はいずれもハーツクライ産駒。
ハーツクライ産駒のＧ1競馬場別成績
そこでハーツクライ産駒のＧ1競馬場別成績。以前稀に的中？3代血統で重賞予想さんがツイキャスでお話していたネタなんですが、ハーツクライ産駒のＧ1勝ちって全部東京なんですよね。
それでも他場で2着3着はあるのですが、中山Ｇ1での成績はご覧の通り【0.1.0.17】複勝率5.6％複回値13と目も当てられないような数字。
有馬記念ではウインバリアシオンが2着に好走してるのでまるっきりダメではないと思いますが、◎を打ちたくなるような数字ではありません。
個体で見てもシュヴァルグランは前走がメイチの仕上げのようでしたし、枠にも恵まれ、鞍上も最高の騎乗をしていたと思いますので前走よりパフォーマンスを落として来る可能性が高いんじゃないでしょうか。
スワーヴリチャードはデビューから7戦6連対の逸材ですが、唯一好走できなかったのが中山。この馬もやはりベストは東京なんだと思います。それと3歳でＧ1未勝利馬が2.3番人気に支持されるというのはちょっと人気し過ぎな気もします。
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今週金曜日のアナコーメルマガ版では恒例の有馬記念2017を好走する追い切りパターンをお届けします！
2008年
アドマイヤモナーク 14番人気2着
エアシェイディ 10番人気3着
2009年
エアシェイディ 11番人気3着
2011年
エイシンフラッシュ 7番人気2着
トゥザグローリー 9番人気3着
2012年
オーシャンブルー 10番人気2着
2014年
トゥザワールド 9番人気2着
2015年
ゴールドアクター 8番人気1着
この追い切りパターンに該当した馬は過去10年毎年最低1頭は好走中。
有馬記念では過去10年で6番人気以下の馬が11頭馬券になっていますがその内上記8頭はこの追い切りパターンに該当する馬でした。
そしてこれらの穴馬を見ていくと2年1度は最低1頭馬券になってるんですよね。
昨年は1.2.3番人気決着でしたので今年は激走を期待したくなってしまいます（笑）
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キタサンブラックが勝てないと思うワケ
そしてキタサンブラックについて。
これまでも何度か書いてきた事がありますが、この馬は消耗しやすいタイプでシーズン終盤になるとパフォーマンスを落とす傾向があるんですよね。
しかも今期は不良馬場の天皇賞秋を出遅れながら優勝、その反動を抱えたままの状態でＪＣで3着と走った後。確かに前走時の追い切りは少し軽かったですし、それでもパドックではよく見えたしアレだけ走れるのは本当に凄い事だと思うのですが、じゃあ今度は上積みがあるかというとそこまではないような気がします。
5歳以上馬は秋の王道Ｇ1を2つ以上勝てない
実際、グレード制導入後、天皇賞秋、ジャパンカップ、有馬記念の内2つ以上勝った5歳以上馬はこれまでまだ1頭もいません。
1989年
イナリワン 5歳
天皇賞秋6着 ＪＣ11着 有馬1着
1990年
ヤエノムテキ 5歳
天皇賞秋1着 ＪＣ6着 有馬7着
1990年
オグリキャップ 5歳
天皇賞秋6着 ＪＣ11着 有馬1着
1992年
レッツゴーターキン 5歳
天皇賞秋1着 ＪＣ8着 有馬4着
1992年
メジロパーマー 5歳
天皇賞秋17着 有馬1着
1995年
サクラチトセオー 5歳
天皇賞秋1着 有馬3着
1996年
サクラローレル 6歳
天皇賞秋3着 有馬1着
1998年
オフサイドトラップ 7歳
天皇賞秋1着 有馬10着
2003年
タップダンスシチー 6歳
ＪＣ1着 有馬8着
2005年
ヘヴンリーロマンス 5歳
天皇賞秋1着 ＪＣ7着 有馬6着
2006年
ダイワメジャー 5歳
天皇賞秋1着 （マイルＣＳ1着） 有馬3着
2009年
ウオッカ 5歳
天皇賞秋3着 ＪＣ1着
2009年
ドリームジャーニー 5歳
天皇賞秋6着 有馬1着
2011年
トーセンジョーダン 5歳
天皇賞秋1着 ＪＣ2着 有馬5着
2011年
ブエナビスタ 5歳
ＪＣ1着 有馬7着
2012年
エイシンフラッシュ 5歳
天皇賞秋1着 ＪＣ9着 有馬4着
2013年
オルフェーヴル 5歳
（凱旋門賞2着） 有馬1着
2014年
スピルバーグ 5歳
天皇賞秋1着 ＪＣ3着
2014年
ジェンティルドンナ 5歳
ＪＣ4着 有馬1着
2015年
ラブリーデイ 5歳
天皇賞秋1着 ＪＣ3着 有馬4着
2017年
キタサンブラック 5歳
天皇賞秋1着 ＪＣ3着 有馬？？？
2017年
シュヴァルグラン 5歳
ＪＣ1着 → 有馬？？？
夢もロマンもなくなるような事を承知で書くとオグリキャップは最後に有馬記念を勝てたのは復活劇ではないんですよね。天皇賞秋、ＪＣを走らなかったおかげで有馬記念を勝てたのだと思います。
私が感動して涙したトウカイテイオーの復活劇も、実は天皇賞秋、ＪＣを見送ったおかげでのモノだったのかもしれません。
今年はキタサンブラックとシュヴァルグランの2頭がこのジンクスに挑みますが、結構高い壁じゃないかなあと思います。
ではどの馬がいいのか？・・・についてはこの後の記事で書きたいと思います。
まとめ
- グレード制導入後5歳以上馬で天皇賞秋、ＪＣ、有馬記念の内2つ以上勝った馬は1頭もいないので天皇賞秋勝ち馬キタサンブラック（5歳）、ＪＣ勝ち馬シュヴァルグラン（5歳）は勝てないと思う
- ハーツクライ産駒のＧ1勝ちはすべて東京コースでのもの。ハーツクライ産駒のシュヴァルグランやスワーヴリチャードも勝てないと思う
- 1.2.3番人気になるであろう3頭が勝てない以上、今年の有馬記念は穴馬が勝つと思う
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三連単：０４ー０５ー１２
獲得金額：549,700円
12/17（日）中山09R：香取特別
三連単：１２ー０８ー０６
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