ジャパンカップ 2017 外国馬も含めた出走馬の雑感

この記事ではキタサンブラックを馬券でどう扱うのか?と、その他の外国馬4頭も含め、出走馬について個人的な雑感をあれこれと書いてみました。

キタサンブラックの扱い

Cコースで行われるようになった2003年以降の過去14回JCにおいて、前走天皇賞秋で1.2番人気に支持されていた馬は複勝率81.3%と好成績。
昨年は強いレースを見せた舞台、そしてデビュー2戦目を含め、これまで叩き2戦目は5戦全勝ですから当初はキタサンブラック◎でいいだろうなあって思ってました。

しかし色々と調べた結果、今回キタサンブラックは勝てないんじゃないか?というのが私なりの結論です。
簡単におさらいすると・・・

1986年以降
前走天皇賞秋1着5歳馬のJC成績は【0.1.2.4】と未勝利

1986年以降良馬場で行われた芝G1において、
前走不良馬場1着=レース間隔中3週以内馬は【0.1.0.23】
(唯一の好走馬ブラボーデイジーは叩き良化型でしたがキタサンブラックは休み明け1.2戦目の方がいい真逆のタイプ)

キタサンブラック自身2走前宝塚記念の時は天皇賞春レコード勝ちの反動があったように、反動が出やすいタイプなのかも?今回は追い切りの時計の出方が宝塚記念の時と酷似しています。

この辺が勝てないと思う理由になります。
当初は前走不良馬場を好走した反動の事ばかり気になっていましたが、調べてみると5歳以上馬で「天皇賞秋」「JC」「有馬記念」を同年に2つ以上勝っている馬がそもそもこれまでまだいないんです。

もうこうなると勝たれたら勝たれたでいいもの見せてもらえたと納得ができますので、今回は他の馬が勝つ事を前提で馬券を考えていきたいですね。

ジャパンカップ 2017 コラボ指数の傾向と対策
指数を使った必勝法と特別レポートプレゼントのお知らせ

毎週ご紹介しているコラボ指数。
9月から私も利用してきましたがレースによって偏りが見られる事が多いです。

東京の秋のG1の場合は以下のような偏りが見られました。

指数1位の好走条件

上記画像馬は2014~2017年秋の東京G1において

  • 指数1位
  • 5歳以下

以上の条件を満たした馬で全部で5頭が該当して【3.0.1.1】複勝率80%単回値350複回値198と好走傾向です。

2014年は天皇賞秋もJCもスピルバーグが5.6番人気でしたが共に1位評価で1.3着。

昨年JCで8枠を引いたリアルスティールだけが馬券になりませんでした。

指数20台は中穴狙いに面白い!?

上記画像馬は2014~2017年秋の東京G1において

  • 指数「20台」
  • 今回騎手が「乗り替り」

以上の条件を満たした馬で、全部で9頭が該当して【2.2.1.4】複勝率55.6%単回値138複回値147とこちらも好走傾向です。

特にJCでは2014年エピファネイアが4番人気で1着、2015年はラストインパクトが7番人気で2着と馬券になっていましたし、昨年のレインボーラインは6着でしたが3着シュヴァルグランとは0.1差と惜しい内容でした。

実は指数「20台」の馬は10月頃から注目していますが、先々週エリザベス女王杯では5番人気モズカッチャンと9番人気クロコスミアでワンツー、先週マイルCSも7番人気サングレーザーが3着するなど、穴馬の好走が多いんですよね。

なのでジャパンカップでも注目してみたいです。

さて今回はどの馬が指数1位でどの馬が指数20台で・・・とかはここでは書く事ができませんし、指数もレース前日まで見られませんが、すでに馬コラボに登録して利用してる方は週末ぜひその辺に注目してみて頂ければと思います。

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ただしそれ以外のレースは有料で月額1.980円掛かってしまいます。

そこで馬コラボを実質0円で利用する為に、コラボ指数を使った必勝法を書いておこうと思います。

競馬に絶対はありませんが、このやり方で単勝1点1.000円の均等買いなら月額1.980円を差し引いても少なくとも年間で数万円は浮かせる事ができるはず。

さらにうまコラボ1,980円を利用すれば、過去3年間の指数データが毎週瞬時に見れる。
過去結果も全部あるので「全レースがどういった傾向で当たっているのか、どういった傾向で外れているのか」皆さんも自分で調べる事が可能です。

忙しい人にとっての魅力は「予想時間の短縮」ですね。
全レース予想見れて予想時間も短縮できて、さらに3連単は3回に1回的中するので、利用してみてもいいんじゃないでしょうか。

(平場戦用)馬コラボの指数を使った必勝法です!




上記画像馬は2017年7月1日~11月5日に行われたJRAのダート戦において

コラボ指数1位馬の指数が「10」以上の時の指数3位馬

の成績を集計したものになります。

一部のレースでは同率3位馬が何頭か混じっていますが、全部で87頭が走って

【23.9.10.45】勝率26.4%複勝率48.3%
単勝回収率161%複勝回収率103%

と優秀です。

(注意)同率1位、同率2位がいて3位馬がいない場合は見送りになります

そしてこのデータを競馬場別で出したのがこちら

コラボ指数ダート戦で指数3位の単勝狙い=競馬場別成績

集計期間内には全場で最低一開催以上が行われたのですが、未勝利だったのは該当馬が3頭しか走っていない札幌だけ。残る7場で最低1勝以上をあげていました。

回収率でみると札幌、函館、京都以外はすべて単勝回収率は100%を越えてますね。

毎月コンスタントに当たるのか?

ちなみに月々の購入R数と的中したレースの数、単勝1点100円計算での収支は以下の通り。

07月 18戦6勝 1.800円 → 4.150円(+2.350円)
08月 12戦4勝 1.200円 → 2.420円(+1.220円)
09月 16戦4勝 1.600円 → 2.760円(+1.160円)
10月 33戦7勝 3.300円 → 3.960円(+ 660円)

さすがに月によってばらつきはありますが、最も悪かった10月でも的中率は21%。
トータルでは概ね4回に1回程度の的中が見込める計算です。

そして11月は・・・

11月 16戦4勝 1.600円 → 1.780円(+ 180円)

まだ1週残していますが、先週まではこんな数字。
今月も的中率は25%あるのですが配当の方が200円、450円と500台が2本と安いのが多かったので回収率が低くなってますね。
今週あたり少しいい配当が出てくれると11月もいい感じで終えられるのですが(笑)

いずれにせよ有料無料問わずすでに馬コラボに登録して利用してる方はぜひ上記データに注目してみて頂ければと思います。

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こちらは穴馬の単勝を狙うものなのでハイアベレージでの的中は見込めませんが、今年7月1日~11月5日の間に単勝回収率239%をマークするなど期待値の高い馬券作戦となっています。

集計期間内には単勝万馬券も1本出てるのですが、その万馬券を除外しても単勝回収率は200%を越えていました。

ちなみに私はこんな馬券を獲りました!

(10月7日西湖特別)

 

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出走馬の雑感

サトノクラウン

天皇賞秋2番人気馬なので、キタサンブラックを軽視するならデータ的には勝ち馬候補になるべき馬・・・・なんですが、3歳以降この馬の勝利はいずれも上がりが掛かっている時のもの。
日曜日に一雨あれば有力ですが、先週のように上がりの速い競馬が続くようだとこればかりはMデムーロ騎手でもあってもマジックは使えない。良馬場だと厳しい気がします。
それとキタサンブラックと馬体を併せて負けた精神的ダメージも少し心配です。

サウンズオブアース

一昨年の有馬記念は57kgを背負って55kgのキタサンブラックに先着してますから当時は最強の2勝馬でした。

昨年は小雨の降る中でのJCで2着。それ以降も最近は時計の掛かった札幌記念で4着、時計の速い京都大賞典では勝負どころでついていけず大敗と時計が掛かってこそのタイプに見えますね。
臨戦過程と調教内容はいいので雨が降ってサトノクラウンから買う時のみ相手に買いたいです。

シャケトラ

宝塚記念は先行勢で最先着と力はあると思うんですよね。
天皇賞秋も大外枠、休み明けで+16kg、極悪馬場だったので大敗も度外視していいと思います。
ただおそらくこれも多少上がりが掛かった方がいいタイプで、1発あるなら有馬記念か?
ここは有馬で買いたくなるような負け方して欲しいです(笑)

シュヴァルグラン

昨年3着馬、秋シーズンのG1で買うならおそらくはここがベストの舞台。
ただこれまでキタサンブラックとは6回対戦して3度一緒に馬券になった事のある馬なので、今回キタサンを軽視する方向だと3列目の扱いかなあと。

レイデオロ

キタサンブラックもサトノクラウンも◎にしないとなるとこれが最有力でしょうか。

今年の3歳世代は当初は古馬相手に通用していませんでしたが、10月のスワンS週以降は毎週何かしら馬券になってますね。

スワンS
サングレーザー(3番ゲート)

AR共和国杯
スワーヴリチャード(4番ゲート)、セダブリランテス(1番ゲート)

武蔵野S
サンライズソア(9番ゲート)

福島記念
ウインブライト(3番ゲート)

エリザベス女王杯
モズカッチャン(5番ゲート)

マイルCS
ペルシアンナイト(18番ゲート)
サングレーザー(4番ゲート)

3歳馬で馬券になった馬を見ていくとペルシアンナイト以外はすべて1ケタ馬番で、道中内目を立ち回った馬ばかり。そういう意味でもレイデオロの1枠2番は買いやすいです。

1点だけ気になるのは意外とダービー馬がJCを勝ちきれていない事。

最後に勝ったダービー馬は2009年の牝馬のウオッカ。牡馬だと2006年のディープインパクトまで遡らないといないんですよね。

ダービー2着のローズキングダム、エピファネイアやオークス馬ブエナビスタ、ジェンティルドンナは勝ってる訳ですからたまたまなのかもしれませんが。

マカヒキ

皐月賞を迎えるまでは父ディープインパクトと同じ戦績を残していた馬。皐月賞を終えた時に最強世代と謳われましたが、結局この世代のクラシックを走っていた馬の古馬G1勝ちはサトノダイヤモンドの有馬記念1勝のみなんですよね。

マカヒキもどちらかといえばダービー勝って終わってしまった系の方に見えるのですが、この秋の雰囲気はちょっといいと思います。

渋った馬場は京都記念でゴール前でアングライフェンに迫られたくらい苦手なはずなのですが、前走の天皇賞秋はあの馬場で上がり2位をマークして5着してますからまだ終わっていない可能性もありそう。

そして穴馬が該当!ジャパンカップ2017を好走する追い切りパターンでも取り上げましたが、臨戦過程と中間の稽古内容が◯。

最近は精彩欠いてますけど内田博幸騎手の3連続騎乗は以前馬券で何度もお世話になった事のあるパターンでもあるので、馬券は買いたいです。

ヤマカツエース

昨年の有馬記念、今年の大阪杯で差し馬の中で最先着。ベストは距離2000なのかもしれませんが、もともとが函館芝1200で未勝利勝ちしながら1年後に距離2000の函館記念で3着してるような意外性ある馬。有馬も4着してるし2400ならこなしそうな気もします。

レインボーライン

雨の中の札幌記念で3着、雨が降る昨年のJCで最速上がり、上りの掛かった日経賞で4着、そして極悪馬場だった前走天皇賞秋で3着とこの馬は道悪専用機だと思います。

良馬場だとおそらく4角でほぼ後方にいるはずで、この馬の末脚だと物理的に届かないのでは?

ディサイファワンアンドオンリーラストインパクト

お疲れ様です!

ソウルスターリング

牝馬、3歳馬と額面上のデータでは買い材料がある馬ですが、今までこのレースで通用した牝馬って最低でも秋に入ってから1回は馬券圏内に好走してるんですよね。(唯一これに該当せずに走ったブエナビスタは休み明けの天皇賞秋が4着でした)

ただし前走天皇賞秋だけは結構評価できるとも思うんですよね。

天皇賞秋は毎日王冠で逃げた後の距離延長G1戦だったので個人的には軽視していましたし、得意と思えない極悪馬場。その割に意外と負けなかったのでちょっとびっくりもしました。

オークスは好時計決着で2着モズカッチャンはエリザベス女王杯を勝ちましたし、鞍上Cデムーロ騎手は東京2400は8.1.5番人気馬に騎乗して現在3連続で馬券圏内に好走中と買い材料もあるにはあります。

ギニョール

買いません。
戦績を見ても時計が掛かった方がいいタイプに見えますし、ドイツ国外に4度遠征経験がありますが、いずれも着外。
前走2400m2分37秒8も掛かるレースで勝ち負けした後の中1週なんで体調面も心配。
追い切り映像を観ましたが東京ダートで軽めのキャンターなのに気難しさを見せたりもしていたので、馬場適正、状態面共にベストではないと思います。

イキートス

昨年のJCは雨が降った事もあって直線では馬群が内と外に分かれるような形だったのですが、馬場の内を通ったキタサンブラックとゴールドアクターが有馬記念で1.3着に好走。
イキートスは馬場の内目に切り込んできて上り2位タイをマーク。個人的には外から伸びたシュヴァルグランよりもこちらの方が好内容だったんじゃないか?と思っています。

ただこの馬も前走ギニョールと一緒に2400m2分37秒8も掛かるレースで勝ち負けした後の中1週。ギニョールよりははるかにやれると思いますし少額は買うつもりですが、できればベストの状態で出てきて欲しかったです。

ブームタイム

買いません。

JRAVAN提供の追い切り映像が直線半ばで映像が途切れてしまっててて、映像が途切れる直線で手前を変えていたのが少し気になりましたが、ラスト1Fは11秒台をマークと外国馬の追い切りではこの馬が1番しっかり時計を出してました。

ただオーストラリア調教馬がJCで通用したのは四半世紀も前の事でレベル的にどうなんでしょうか?

4走前にJRAカップというレースで3着してますので、これが来たらサイン馬券?という事であきらめます。

アイダホ

兄がハイランドリールでオブライエン調教師にムーア騎手とブランド力だけなら日本馬を含めても上位。追い切りの内容もこの馬が1番いいんじゃないでしょうか。

これで速い馬場でもやれる裏付けが戦績のどこかにあればいいと思うのですが、そのワンピースが欠けてるんですよねー。オッズ次第ですがヒモで100円なら買うかも。

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